アサヒカメラも消える
- yumework
- 2020年8月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年6月6日
盆の送り火に。

今年の盆休みはほぼ自宅で過ごした
13日 盆の迎え火がなかなか燃え点かずご先祖様も物騒な下界よりあちらにステイホームをご希望かと思ったら
16日の送り火はアッという間に燃え尽きた
やはりそそくさと引き上げご希望だったのだろうか、来年はぜひゆっくりと安全・安心なお戻りを!
果物と餅を土産にお見送りする
休み前に本屋で写真雑誌の「アサヒカメラ」を見つけた。
これが 休刊最終号とのこと…
コロナ禍での広告出稿量の減少であっけなく90数年の歴史が止まったという、
編集後記には戸惑いと無念さが溢れる
その表紙は人気俳優の菅田将暉かと思ったら、スナップポートレートの大家 #ハービー山口 氏の若かりしセルフポートレートだった
表紙左下の手前に大きく写る、とんがった三角頭に『F』の一眼レフNikon Fは
小型ラジオの SONY バイクの HONDA や Yamaha と同様に
戦後10数年で世界を席巻したMade in Japan製品の金字塔だ

その後に訪れた70年代以降の四輪車海外大量輸出の先駆けとして、日本の高度経済成長の基礎を固めた最高峰技術を持つ多くのブランドが群雄割拠した60年代
それは行き場を失った軍事産業の見事なリベンジ、いや、リニューアル・ワールドともいえる
日本も必死に作ろうとして幸いにも実現しなかった 新型爆弾 がヒロシマに使われて第二次大戦は終わった
人類の歴史の中では疫病や戦争がその後の時代を大きく変えてきた
自国優先主義が各地で広まる中、ここ20数年は多くの災害に襲われ
いまコロナに対峙するこの国の
次世代のNikonやSONYブランドは何処に息づいているのか
カメラマンを目指した1970年代前半、本屋にはアサヒカメラのほかにも時々買う定番の月刊写真雑誌が並んでいた
「カメラ毎日」「フォトアート」「日本カメラ」そして「コマーシャルフォト」のうち、カメラ毎日とフォトアートはすでに休刊となっている。
アサヒカメラ最終号を見ながら盆休みは終わった
2020/08/17記 instagam,facebook
【追記】その後「日本カメラ」も2021年5月号で休刊した。これで戦後写真文化・産業をけん引した3大カメラ雑誌(カメ毎、アサカメ、ポンカメ)が消えた。2021/05/30
#Osaka JAPAN
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