人と自然の博物館・ひとはく「共生のひろば」
- yumework
- 2023年2月28日
- 読了時間: 2分

家の近くにある兵庫県立・人と自然の博物館 通称ひとはくで開催された第18回共生のひろば(2023/02/11)に参加した。
この催しには自然科学に興味を持つ人は誰でも参加できるので、幼稚園から研究者まで、プロアマ問わずに巾180cmのパネルに各々の成果を発表する。
今回、CGではなく純粋に写真での出品は30数年ぶり。この催しもコロナ以降、オンライン開催が続いていたので3年ぶりの会場開催とのことらしく、久しぶりのパネル作成も手馴れずに緊張した。
博物館自体が私の好きだった建築家・丹下健三の建物とあって昨春引っ越して来て以来、通ってはiPhoneで撮りだめた写真をセレクトして並べた。

公立施設としては全国有数の規模と内容を持つこの博物館は、人と自然の関りをメインテーマに地球誕生から現在に至るまでの展示が面白い。さらに2006年に近隣の丹波市で発見された1億1千万年前の恐竜化石・丹波竜(学名タンバティタニス・アミキティアエ)が持ち込まれて以来、近隣に関連施設も充実して、現在では関西での恐竜研究のメッカにもなっている。
昨年秋には設立30周年を記念して新収蔵庫も完成しているので、これからもますます目を離せない発信基地として注目していきたい。
展示の合間に見て回ったが、地域の高校生が見つけた植物をDNAの塩基配列を専門業者に依頼して新種の研究をしていたり、試薬の発色成分の分析をナノメートルレベルで観測していたりすることを知り、隔世の感とともに嬉しさと未来への希望を強く感じた。県立大学の研究機能を持つ博物館なので、地域に根付いた若い世代の熱い想いが次の時代を拓くインキュベーターとしてますます活動が広がることを切に期待する。
私も今回のタイトルどおり、「ひとはく・好いとこ撮りwith iPhone」でまた関り続けたいと思う。
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